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「乳歯が抜けない」 歯根吸収の遅れ原因か 2008年1月21日(月曜日)
【問い】
生え変わりの時期なのに、子どもの乳歯が抜けません。矯正が必要でしょうか。

【答え】
一般に生え変わりの時期になると、乳歯の歯根(歯肉に埋まっている部分)が溶ける「歯根吸収」という現象が起きます。その結果、乳歯がぐらぐらし始め、自然と抜けるという仕組みです。
この歯根吸収が遅れると、乳歯が抜けず「乳歯の後ろから永久歯が生えてきた」といったことが起きます。この場合は乳歯を抜き、永久歯が歯列の中に生えてくるようにします。抜歯をしても、永久歯の生えるスペースが足りないときには本格的な矯正治療が必要になることもあります。
生え変わりの際には、いろんなことが起こります。例えば、上あごの乳歯の上の方から永久歯が生えてくることがあります。乳歯の下に永久歯の原型ができ始めるころ、前歯をぶつけるなどした場合に多いようです。正しい位置に誘導する必要がありますので、歯科を受診してください。
乳歯二本がくっついている「癒合歯」も抜けにくいことがあります。癒合歯を抜くことで、後続の永久歯が生えることができます。癒合歯がある場合には後続の永久歯がないということもありますので、生え変わりの時期には検査を受けたほうがいいでしょう。
さらに癒合歯でなくても後続の永久歯がないというケースもあります。この際、乳歯は抜けずに永久歯の代わりをする大切な歯になります。
逆に生え変わりの時期ではないのに、むし歯などで乳歯が早く抜けることがあります。このときは永久歯が生えるスペースを確保するため、後方の歯が前方に移動しないような装置を入れることになります。
いずれにしろ永久歯への交換期で歯並びが気になるときは早めに受診することをお勧めします。