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パレの歯科学

パレの歯科学

    パレは外科の祖と言われていますが、歯科学についても著述で残しています。

歯痛

人にとって最も苦しい痛みである。歯痛の治療は、1)生活の改善、2)病的体液の排除(下剤の応用、刺絡法、歯肉乱刺法、肩への吸角)、3)鎮痛剤の使用、などである。

抜歯

歯肉を十分に剥離し、十分に歯を弛緩同様させた後に鉗子にて抜歯を行う。

打撲

すぐには抜歯せず、隣在歯と結紮し、歯の再植をはかる。

齲歯

歯痛が治まらない場合、抜歯または腐蝕を行う。歯を穿孔し、歯髄に硫酸・硝酸などを作用させ、破壊する。

補綴

象牙やカバの歯で作った人工歯を隣在歯に結びつけて行った。