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『沙石集』の中の「歯取唐人」

『沙石集』の中の「歯取唐人」

 『沙石集』の中に「歯取唐人」の記述があります。
 「欲深い男が自分のむし歯を抜いてもらうため「歯取唐人」のもとへ行った。歯を抜く代金を安くしてもらうために、健全な歯も一緒に抜いてもらい、結局多くの歯を失ってしまった。」という話が書かれています。今なら歯無しにならない話です。「歯取唐人」は帰化人なのか唐人を名乗った日本人なのかはわかりません。ただ、お金を取って抜歯していた人がいた事は確かです。